出会いのきっかけは「上松町の赤沢森林鉄道にディーゼル機関車が走っている」という1枚の新聞記事が取持つ縁でした。
「森林鉄道が黒煙を撒き散らしている」ことが気になっていた上松町観光協会と、「ディーゼル機関車から排出される黒煙は大丈夫だろうか。森林を守るのに「モコビー」が役立てられないだろうか」と考えていたコモテックの想いが一致し、コモテックがディーゼル機関車「AFT-01」号にカセット式DPF「モコビーCT1」と再生装置「モコビーRE」を寄贈しました。その後2009年11月にデビューした新車「AFT-02」号にも新たに「モコビーCT1」を寄贈しました。
上松町観光協会とコモテックは、自然休養林を核とする赤沢森林鉄道の活性化を目指し活動を行っています。その一環として上松町観光協会とコモテックは、赤沢森林鉄道のオリジナルグッズとして「AFT-01」「AFT-02」グッズシリーズを発売し、収益の一部を森林鉄道の維持費に当てています。
グッズには「AFT-01」(AKASAWA FOREST TRAIN 1号車)あるいは「AFT-02」(AKASAWA FOREST TRAIN 2号車)というロゴマークがついています。これは今走っているMoCobee DPF付ディーゼル機関車の番号で、「この機関車を通じて、森林の環境浄化を進めていきたい」との願いが込められています。私たちは「AFT-01」「AFT-02」が、森林の環境浄化のシンボルマークとして認知されるよう努力してまいります。
品数は順次増やし、森林鉄道でしか購入できないオリジナルグッズに育てていきたいと思っております。
是非見本をご覧になり、森林鉄道の乗車記念としてお買い求めください。
出会いのきっかけは一枚の企画書を持ってきた山海堂の編集者H氏。ボンネットバスを主人公にした書籍を出版したいというもので、その企画書の概要は…。
『本書の主人公となるボンネットバスは、昭和34年生のいすゞBX341です。このバスは瀬戸内運輸を退役後、屋外に放置されていたものを広島県福山市の福山自動車時計博物館が復元したもので、現在は新潟県湯沢町で主に観光用として利用されています。
バスを導入した地元企業が主体となって運営しており、ボンネットバスが町に来た2004年から、このバスを有効活用して観光集客に繋げようと様々な取り組みが行なわれています。
ボンネットバスを観光集客のシンボルとして、全国的なPRにも積極的に活用したいと考えていますが、残念ながら八都県市の排ガス規制で、都市部に乗り入れることが出来ません。例年湯沢町では、表参道などに越後の雪を届けるキャンペーンを行っていますが、その際に「ボンネットバスを帯同させることが出来ればもっと町をアピールできるのに…」という関係者の声が多く聞こえてきます。
今回の出版の話は、いわば町おこしの一環ということで、コモテックさんにも是非協力していただきたい』
という内容でした。昭和の年代の古い車両に搭載できる八都県市認定のDPFは「モコビー」しかなく、コモテックにたどり着いたということでした。「DPFを購入するだけの資金の余裕もない、町おこしの一環」ということでは赤沢森林鉄道にも相通じるところがあり、喜んでDPFを寄贈することにし、搭載は弊社の社員が現地に出向き工事を行いました。
その後このボンネットバスは、関係者のご好意で「モコビー号」と名づけて頂き、各地で活動を行っています。