HOME > DPFモコビーとは > DPFモコビーの基本性能
高性能DPF「モコビー」で除去できるものは、次の4つです。
ディーゼル黒煙内のスス成分を99%以上低減する性能を有しています。PMの低減率としては80%以上になります。
DPFではNOxは低減できませんが、「CCES」というNOx低減装置を組み合わせることでNOxを30~50%程度低減できます(機種やエンジンにより性能は異なります)。
排気ガスの臭いはガス状なので完全には抑えられませんが、ススに付着した臭い成分が低減します。
あるテスト結果では、臭い成分が約1/3低減しました(携帯型臭いモニタを使用しました)。
フィルタがマフラの役目をしますので、排気騒音が低減します。マフラの後流にモコビーを取付けた場合は、マフラとDPFによる騒音低減効果が期待できます(詳しくは騒音測定が必要です)。
ディーゼル黒煙除去装置(DPF)「モコビー」は、1.ススを捕集する「DPF本体」(フィルタケース、カセットフィルタ)、2.圧力を検知する「圧力計」(電子式、アナログ式)、3.外部の200V電源を使用し、溜まったススを燃やす「再生装置」――の3つで構成されています。
フィルタケースとSiCフィルタより構成されています。
詰まったフィルタはフィルタケースの3本のボルトをゆるめ容易に取り外せます。
運用中に予備フィルタを再生しておき、詰まったフィルタと交換します。
排気圧力を検知して、フィルタに溜まったススの詰まり状態が分かるようになっています。
取り外したフィルタのススを燃焼させる装置です。
本体のフタの3本のボルトをゆるめフィルタをセットし、スイッチを入れて50分で再生が自動的に完了します。
1台あれば複数の建機を運用することができます(建機のエンジン排気量により異なります)。
モコビーに使用されているSiC(炭化珪素)フィルタは、世界最高水準を誇る、イビデン株式会社製の「炭化珪素製セラミックフィルタ」を採用しています。
黒煙除去率99.7%以上、高熱伝導性、高強度、高耐熱性、高耐衝撃性、高耐薬品性でディーゼル黒煙除去用フィルタ(DPF)として最も適した性能を有しています。他のフィルタのように2~3年毎に交換するような消耗部品ではなく、正しく使っていただければ、長期間にわたってご使用いただけます。